顕微鏡が手術室で使用される場合、たとえば眼科や神経外科で使用される場合、常に最高の精度と感度の高い作業が要求されます。この敏感なアプリケーション領域用に開発したフットコントローラは、これに合わせてカスタマイズされています。すべての操作機能は人間工学的に配置されています。たとえば、ジョイスティックで顕微鏡の位置調整をし、2つのロッカースイッチでズームインしてフォーカスを合わせ、最大6つの追加ボタンで追加機能(明るさや画像の記録など)を操作することができます。人間工学に基づいた衛生的な設計で、外科用顕微鏡用のユーザーインターフェースの直感的な使いやすさが期待できます。有線または無線の制御デバイスから選択することもできます。
シュトイテのフットコントローラの新製品は、中央に2つのロッカースイッチを備え、術者はこれを使用して、ズームとフォーカス機能を制御できます。スイッチが起動していないときは、足を中央部に載せることができます。また、ジョイスティックが中央に配置されているため、術者は、X軸とY軸を同時に調整して顕微鏡を中央に合わせることができます。このように、手術用顕微鏡は人間工学に基づいて快適に操作できますので、術者は煩わしさを感じずに済みます。
ロッカースイッチとジョイスティックの左右には、自由にプログラミングできる合計6個の押しボタンがあり、例えば、「カメラ」や「ライト」などに割り当てることができます。このため、顕微鏡メーカーは、複合機能と追加機能をフレキシブルに決定できます。
ロッカースイッチは、シリコンカフにより衛生的にシールされています。これにより、手術室に求められる厳格な衛生基準を満たしています。
手術用顕微鏡のためのコントロールユニットは、従来のようにケーブルを介して、あるいは、シュトイテが医療機器用に開発したワイヤレス規格を介して装置と通信できます。ワイヤレスタイプのコントロールユニットは、衛生面(清掃の難しいケーブルとケーブルダクトが不要)と、フレキシビリティ/操作の安全性(フットスイッチを自由に配置できる。つまずきの原因となるケーブルを手術室から排除できる)の2つの点ですぐれた利点があります。
この1台の装置で、シュトイテメディテクは、人間工学的快適性、衛生度、汎用性、および操作安全性という重要課題の追求という点で、医療機器用コントロールユニット開発の最先端を進んでいます。このコントロールユニットが、医療製品の法的規制に準拠して開発されているのは当然のことです。フレキシブルな製造を得意とするシュトイテは、このコントロールユニットの顧客仕様タイプを、遅滞なく設計・製造することができます。